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【2026年7月版】Power Platform 最新アップデートまとめ ― Power Apps・Power Automate・Dataverse・Power Pages の注目トピック

Power Platform 最新アップデートまとめ(Power Apps・Power Automate・Dataverse・Power Pages)

こんにちは、ギークフジワラです。今回は Power Platform(Power Apps・Power Automate・Power Pages・Dataverse)の最新アップデートを、2026年7月時点の情報でまとめてご紹介します。

Microsoft は2026年4月から「2026年 release wave 1」として、Power Platform 全体にAI・エージェント機能を組み込む大型アップデートを段階的にロールアウトしています。さらに毎月の Feature Update でも細かな改善が続いており、追いかけるのが大変なほどのスピード感です。この記事では、特に注目しておきたいトピックを4つの分野に分けて整理しました。

Power Apps:エージェント機能がアプリ開発を加速

Power Apps:エージェント機能がアプリ開発を加速

Power Apps では、モデル駆動型アプリのUI刷新やオフライン対応の強化に加えて、「エージェント」を軸にした機能追加が目立ちます。

  • Agent Feed:エージェントの作業内容を「完了」「要対応」で管理できる、モデル駆動型アプリ組み込みの監督インボックス機能です。
  • 閉ループ学習(Closed-loop learning):Power Apps の MCP サーバー経由でユーザーが行った修正が構造化メモリとして保存され、次回以降の実行時に自動的に反映される仕組みです。組織全体のパターンを段階的に学習していきます。
  • Release Planner コードアプリ:Power Apps コードアプリ・React・カスタムコネクタで構築されたサンプルアプリで、Microsoft のリリースプランを検索・フィルター・追跡できます。

修正内容が自動的に学習されていく点は、今後の運用保守の負荷を大きく下げてくれそうな機能です。実際にAgent Feedを使う機会があれば、別記事で使用感をレポートしたいと思います。

Power Automate:デスクトップフローの開発体験が進化

Power Automate:デスクトップフローの開発体験が進化

Power Automate では、デスクトップフローの開発・保守を効率化する機能が追加されています。

  • デスクトップフロー バージョン比較機能:2つのバージョン間の変更内容をサイドバイサイドで比較できるビルトインの版本管理機能です。サブフロー・アクション・変数・UI要素・画像の変更まで追跡できます。
  • 「Power Appを実行」アクション(プレビュー):デスクトップフローから Power App を直接開き、ネイティブな通信チャネルを確立できる新機能です。入力・出力の受け渡しやイベント駆動の自動化が可能になります。

これまでデスクトップフローの変更履歴を追うのは意外と手間がかかっていたので、バージョン比較機能は保守フェーズで重宝しそうです。

Dataverse&MCP:コーディングエージェントとの連携が本格化

Dataverse & MCP:コーディングエージェントとの連携が本格化

2026年7月のアップデートで特に興味深いのが、Dataverse とAIコーディングエージェントの連携強化です。

  • 対応プラットフォームの拡大:Dataverse プラグインが Claude・Cursor・GitHub Copilot など、より多くのコーディングエージェント マーケットプレイスで利用可能になりました。自然言語で指示するだけで適切なツールに自動的にルーティングされます。
  • MCP エコシステムの拡大:60以上の MCP(Model Context Protocol)サーバーが利用可能となり、エージェントが企業システム全体に接続できるようになりました。
  • 認定MCP制度の創設:ISVパートナーが構築したMCPを対象とした認証プロセスが導入され、企業は信頼できるパートナー製MCPを見つけやすくなります。

普段からClaude Codeなどのコーディングエージェントを使っている身としては、Dataverseへのアクセスがエンタープライズグレードのガードレール付きで自然言語からできるようになるのは非常にありがたいアップデートです。

Power Pages&ガバナンス:セキュリティと管理機能を強化

Power Pages & ガバナンス:セキュリティと管理機能を強化

最後に、セキュリティ・ガバナンス面のアップデートです。

  • Native Dataverse Authorization(Enhanced Authorization):Power Pages 向けの新しい認可の仕組みがパブリックプレビューで提供開始されました。
  • Advanced Connector Policies(一般提供開始):複数環境にまたがってコネクタアクションやMCPサーバーをきめ細かく制御できるポリシー機能です。
  • Power Platform Inventory のコネクタ表示:各リソースが使用しているコネクタと操作を可視化する列が追加され、廃止予定の機能や脆弱性の影響範囲を素早く特定できるようになりました。

エージェントやMCPの活用が広がるにつれて、それらを安全に管理するためのガバナンス機能もあわせて強化されている点は見逃せません。

まとめ

2026年7月時点でのPower Platform最新アップデートを4つの分野に分けてご紹介しました。全体を通して「AIエージェントをいかに安全かつ実用的に業務へ組み込むか」という方向性が明確になってきており、Power Apps・Power Automate・Dataverse・Power Pages のいずれもその流れに沿った機能強化が続いています。

気になる機能があれば、ぜひ実際の環境で試してみてください。個別の機能については、今後このブログでも実際に触った内容を詳しくレポートしていく予定です。

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