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Power Apps ライセンスの選び方ガイド(2026 年版)

Power Apps のライセンスは 「どのアプリ種別(キャンバス / モデル駆動 / Code Apps)」「どのデータソースを使うか(SharePoint / Dataverse / プレミアムコネクタ)」 の 2 点で決まります。

Dataverse・モデル駆動アプリ・プレミアムコネクタ・Code Apps を使う場合は Premium が必須。一方、SharePoint を中心とした小規模アプリなら Basic(Microsoft 365 付帯)で十分です。


はじめに(この記事の目的)

Power Apps のライセンスは、Microsoft 365 に付帯する Basic と、スタンドアロンで提供される Premium の 2 種類が中心です。しかし「どこまでが Basic でできるのか」「どのタイミングで Premium が必要なのか」が分かりづらく、導入判断を難しくしています。

本記事では、以下の観点で Power Apps のライセンスを整理し、最短で最適解が判断できるようにします。

  • Power Apps の基本ライセンス構造を理解する
  • Basic と Premium の境界線を明確にする
  • アプリ種別(キャンバス / モデル駆動 / Code Apps)ごとの推奨ライセンスを把握する
  • 業務シーンに応じた最適ライセンスを判断できるようにする

Power Apps の全体像(最初に理解すべきポイント)

Power Apps のアプリは大きく 3 つの種類に分かれます。どのアプリを作るかでライセンスの方向性がほぼ決まります。

  • キャンバスアプリ:自由な UI を構築できる。軽量用途〜中規模まで柔軟。
  • モデル駆動アプリ:データモデル主導。Dataverse 前提で業務プロセス向き。
  • Code Apps:PCF や React コンポーネントで高度拡張(Premium 必須)。

これらを支えるデータ側の選択肢が SharePoint(標準)Dataverse(Premium) です。


Power Apps のライセンス構造

Power Apps のライセンスは次の 2 種類が中心です。

  • Basic(Microsoft 365 に付帯)
    SharePoint / Excel / Outlook / Teams のような標準コネクタ利用が中心。
  • Premium(スタンドアロン)
    Dataverse / SAP / Salesforce / SQL などプレミアムコネクタ、モデル駆動アプリや Code Apps が利用可能。

Premium が必要になるかどうかは データとコネクタ に依存します。


Power Apps の機能比較(Basic vs Premium)

カテゴリ機能Basic(M365 付帯)Premium補足
アプリ種別キャンバスアプリBasic は標準コネクタ中心の軽量用途
モデル駆動アプリDataverse 前提
Code Apps(PCF・高度 UI)Dataverse 利用のため Premium 必須
データ / コネクタ標準コネクタSharePoint / Excel / Outlook / Teams など
プレミアムコネクタ(SAP / Salesforce / SQL 等)1 つでも利用すると Premium 必須
Dataverse(フル)行レベル権限・監査・関連テーブルなど
セキュリティ行レベル権限(RLS)高度な権限管理は Dataverse に依存
監査ログ・ガバナンス本番業務では Premium 推奨
規模・性能小規模(〜10 人 / 月 100 件)Basic は SharePoint のスロットリングに注意
中〜大規模・基幹連携Dataverse 必須

価格情報は公式より確認:https://www.microsoft.com/ja-jp/power-platform/products/power-apps/pricing/


業務シーンでのライセンス選定(ユースケース別)

  • 小規模申請 × SharePoint → Basic
    10 名以下、月 100 件以下、非重要データ向け。
  • SFA / 案件管理 → Premium(モデル駆動+Dataverse)
    関連・監査・権限制御・一覧性が求められる。
  • 現場モバイルアプリ → Premium(Dataverse + オフライン)
    作業報告・チェックリスト・写真添付など。
  • 基幹系システムと連携 → Premium(プレミアムコネクタ)
    SAP / Salesforce / D365 / SQL 連携が必要。
  • 高度 UI(PCF や React) → Premium(Code Apps)
    標準機能を超えるカスタム UI を構築する場合。

注意点(必ず確認しておくべきポイント)

  • Premium を使う場合、アプリ作成者だけでなく実行者も Premium が必要
  • Basic は SharePoint 中心での軽量利用に限定される
  • Dataverse の容量・監査・権限などは Premium 前提
  • 基幹連携・将来拡張を見越すなら最初から Premium が安全

まとめ

  • Power Apps のライセンスは アプリ種別 × データ接続 で決まる
  • Basic は SharePoint 中心の小規模運用向け
  • Premium は Dataverse・モデル駆動・Code Apps・基幹連携の必須条件
  • 本番・拡張・セキュリティ要件がある場合は Premium が安全

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