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Power Automateで「終了(Terminate)」アクションを活用する方法

こんにちは。今回は、Power Automateでフロー全体の成功・失敗を柔軟にコントロールするための便利なアクション、「終了(Terminate)」についてご紹介します。

「終了(Terminate)」アクションとは?

Power Automateの「コントロール」コネクタの中にある「終了(Terminate)」アクションは、英語ではその名の通り「Terminate」と呼ばれます。このアクションを使うことで、フローの途中で処理を強制的に終了させることができます。

特に便利なのは、一部の処理でエラーが発生しても、それが想定内のエラーであれば、フロー全体を「成功」として完了させることができる点です。

こんなときに便利!

例えば、繰り返し処理(Apply to each)の中で、いくつかのアクションが成功し、いくつかが失敗したとします。失敗したアクションが「想定されたエラー」であれば、フロー全体を失敗扱いにしたくないですよね。

そんなときに「終了(Terminate)」アクションが活躍します。

実装のポイント

  1. 繰り返し処理の外に「終了」アクションを配置する
    • 「Apply to each」の中には「終了」アクションを直接置くことができません。保存時にエラーになります。
    • そのため、繰り返し処理の外側に「終了」アクションを配置します。
  2. 「終了」アクションのステータスを「成功(Succeeded)」に設定
    • これにより、フロー全体が成功として扱われます。
  3. 実行条件を「直前の処理が失敗した場合」に設定
    • これにより、想定されたエラーが発生したときだけ「終了」アクションが実行されます。

なぜこれが重要なのか?

フローが「失敗」として記録されてしまうと、後からの分析やログ確認が煩雑になります。想定されたエラーは「成功」として処理することで、運用がスムーズになり、トラブルシューティングも効率化されます。

まとめ

「終了(Terminate)」アクションを上手に使うことで、Power Automateのフローをより柔軟に、そして実用的に設計することができます。特に、部分的なエラーを許容したいケースでは非常に有効です。

ぜひ、皆さんのフローにも取り入れてみてください!

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