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Evergreen! D365FOは自動アップデート適用へ

ホントの話?

ホントの話のようです。

 

今更ながら、Microsoft Business Application Summit 2018のShellyのビデオを見た。

Dynamics 365 for Finance and Operations (D365FO)は”Enterprise向け”のERPですが、Evergreenにするようです。

 

ほう、Evergreen。

 

おいおい・・・Evergreenってなんだ?

エバーグリーン (Evergreen) は、常緑、不朽を意味する英語の名詞・形容詞。 音楽では「時を経ても色褪せない名曲」というニュアンスで使われることがある。

引用:Wikipedia

いつもありがとう、Wikipedia。

 

なるほど、常に同じ状態(=最新のアップデートが適用されている)に持っていきたいということらしい。

そういえば、Xナレ(Dynamics 365のパートナー会)で複数バージョンをMSがもう保守できないと言っていたというのを聞いた(私は出席できなかったが、知り合いのパートナーさん経由で聞いた)。

これやったらヤバイですね。基幹系なのに、ソースコードのアップデートもどんどん適用されていく。

以前はそのソースコードのアップデート適用は適用期間が長め(数年以内)に設定されていたが、Application release 8.0から1年になった。その意図がこれか。ようやく理解した。

どうやってアップデートを適用する?

一応、Opt-in方式で影響の少ないところからアップデートを適用できる様子(下記3. Opt-in production updates)。その後、結局全部適用しなきゃいけないので、そこは気をつけないといけない。

どれぐらいの間隔でアップデートが発生する?

今後はバイナリーアップデート(AOS等)のアップデートの他、X++アップデートもどんどん適用となる。しかも、この全部入ったアップデート適用が年に2回発生。

これは開発スタイルを考えさせられる。

間違いなく、見直ししなければならない。

開発スタイルはどう変わる?

もちろんExtensionsで追加開発を実装することになるが、X++アップデートも含めて適用期間が短くなる以上、ソースコードを書くことは最低限になる気がする。

帳票ちょろっとExtensionして、画面はPowerApps等で作って、それ以外基本的に標準機能で実装しないと、保守不可能(アップデート適用の工数かかりすぎる?)となるような気がした。

 

ExtensionリクエストはLCSから上げ易くなったことだし。

いやいや、帳票のExtensionsさえ、Data EntityとExcel/Word連携でテンプレート作成という標準機能で実装したほうが良いかもしれない。

Data EntityもどんどんVersion上がってきているが、過去のEntityは一応残してくれている印象。例えば、Customer Entityの場合、もうVersion 3.0まで来ている。でも、V1も残っている。以下はApplication release 8.0のCustomer Entity。

開発スタイル・・・悩み中だけどまとめ

  • 帳票:Extension or Excel & Word template開発
  • 追加画面:極力PowerApps / 標準UIの大規模修正&機能追加が必要な場合はExtensions利用検討
  • 画面修正:極力Personalization
  • データ連携:OData&データ管理プラットフォーム(大容量データに向かない場合もあり)& Logic Apps

もうちょっと情報出てからですが。

そのための機能拡張ツールはMicrosoftから標準でかなり出てきています。この辺を使い倒して行くしか無いですね。

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