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【Power Apps ライセンス】 2021年10月からプランが変更されます (驚きの値下げ)

ローコードプラットフォーム、値下げ競争の元年か?

どうもギークです。

YouTubeでもお世話になっています。

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さて、2020年にGartnerの評価でリーダーポジションに居るマイクロソフトのPower Appsですが、他の追随を許さない値下げ抗争に出るようです。


参考
pegaシステムのサイトにGartnerの調査資料のダウンロードサイトがあります。pegaシステム

 

値下げの内容

マイクロソフトが突如2021年7月1日にブログで発表しました。

価格

プラン種別 価格の変更点
Power Apps per user プラン $40 から$20へ値下げ
Power Apps per app プラン $10 から$5へ値下げ

 

技術的な変更点

プラン種別 条件の変更
Power Apps per userプラン 変更なし。
Power Apps per app プラン 2 アプリとPortalの作成が可能だったが、1アプリまたは1ポータルまでに縮小

適用開始日

2021年10月1日から。

MEMO

開始まではプロモーションもやっています。


参考
Power Appshttps://powerapps.microsoft.com/ja-jp/pricing/

環境分析:他社の状況

泣く子でも売れる、Salesforce

ローコードプラットフォームの対抗馬といえばSalesforce Lightning Platform。

現在いくらかというと執筆時点(2021年8月)で3,000円/ユーザ・月です。


参考
Salesforce Lightning Platformhttps://www.salesforce.com/jp/editions-pricing/app-cloud/

上記のライセンス価格はStarterというカスタムアプリで営業、サービス、マーケティングの機能を拡張できると行ったものです。何でもできますよといういわゆるper userアプリに相当するものは12,000円/月・ユーザのLightning Platform Plusとなります。

Salesforce と Power Apps の価格比較

Power Apps の価格がSalesforce Lightning Platformのいずれのケースよりも安いという形態をとってきていることがわかります。

ライセンス種別 Microsoft Salesforce
機能制限版
ライセンス
Power Apps per app プラン
$5 (600円ぐらい?)
(税抜)/ユーザー/月
Lightning Platform Starter
3,000 円
(税抜)/ユーザー/月
フル権限版
ライセンス
Power Apps per user プラン
$20 (2,400円ぐらい?)
(税抜)/ユーザー/月
Lightning Platform Plus
12,000 円
(税抜)/ユーザー/月

 

Microsoft のPower Apps へかける熱が半端ない

この市場を本気で取りに来ている

この分野の責任者である(Charles Lamanna, CVP)をアメリカのセッションで広聴したことありますが、彼の技術力と情熱、なんとも言えないスピリットがあればマイクロソフトのような巨大な組織も動くのだろうと思います。


参考
Charles Lamannahttps://powerapps.microsoft.com/ja-jp/blog/introducing-project-oakdale-a-new-low-code-data-platform-for-microsoft-teams/

彼は元々はマイクロソフトの社員ではなく買収先の会社のCEOでした。

経営者は情熱的な人が多いですね。どおりで人を惹き付ける。って覇王色の覇気か!


参考
覇王色の覇気でググってみようhttps://www.google.com/

 

つまりはお買い得

既に利用を考えていた方は

お試しでは$5のプランから始めてみて、複雑なサービスを作りそうになったときには階段を登っていくのがいいのではないでしょうか。

利用を全く考えていなかった方は

この価格感になると、サイボウズでできないことをやってみたいというお客様も対象になってきます。

数百億円以上の中小〜エンタープライズのお客様中心のサービスだったPower Apps のモデル駆動型アプリがワンコイン程度で利用でできるようになりました。

Office 365ユーザの方は

Power Apps のキャンバスアプリはOffice 365に加入していると無料でついてきます。

ただ、画面をイチから自分で作らなければいけません。ロジックも画面遷移も関数で記述しなければならず、Excelの言語をベースとしているとはいえ、Power Fxという言語を習得するトレーニングコストがかかることがネックでした。

モデル駆動型アプリであれば、ローコードではなくノーコードで開発することができます。

開発の仕方は慣れは必要ですが、コードは書かずに画面から設定していく形式でカスタムアプリを作成することができます。

それもなかなか高度なアプリを作ることができます。以下のようなことができます。

 

  • Salesforce のような営業支援アプリを作成する
  • カンバンビューでステータスや進捗ごとのタスクを管理する
  • SharePoint のファイルを連携して利用する
  • Outlookの予定表、タスクを連携する
  • モバイルアプリを利用する

まとめ

これを機会に、モデル駆動型アプリでの業務改善アプリを開発してみてはいかがでしょうか?

次回はモデル駆動型アプリの作成方法についてご紹介致します。Stay tuned!

 

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