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Power Automate にて関連するPower Apps アプリを設定してライセンス準拠を明確にする

アプリに関連付ける操作はこれまでPowerShell で実行する必要がありましたが、UI上で操作できるようになりました。

フローをアプリに関連付ける – Power Automate | Microsoft Learn

背景

インスタントクラウドフローはPower Apps のボタンから呼び出すので、Power Apps Premium のライセンスにてPower Automate Premium の一部使用権を利用しているかどうかにおけるコンプライアンスは明確です。

一方で、インスタントクラウドフローだけでなく、Power Apps が使用しているデータソースから連携する場合でもPower Automate フローをPower Apps Premiumの使用権で利用することは認められています。

その自動フローと予定フローにてデータソースと連携して実行するフローの場合、技術的にはPower Apps アプリではなくデータソースに連携するため、コンプライアンス上ライセンス条件が満たされているかどうかが分かりにくくなります。

もちろん、アプリを作成した方にの頭の中には大丈夫だというイメージはあるのですが、組織として明確にする必要があります。

注意

関連付けられたアプリがいずれかの環境で見つからない場合、フローは不足している依存関係について警告します。 関連付けがないと、対応するアプリが環境内に存在しない場合、フローが中断される場合があります

注意事項

Power Apps ライセンスには Power Automate の全機能が含まれていますか。

Power Apps ライセンスには、Power Automate 機能が含まれます。 ただし、フローは アプリのコンテキスト内で実行する必要があります。これは、 アプリと同じデータ ソースをトリガーまたはアクションに使用することを指します。 アプリとは無関係のスタンドアロン Power Automate フローを使用するには、スタンドアロン Power Automate ライセンスを購入する必要があります。

Power Platform のライセンスに関する FAQ – Power Platform | Microsoft Learn

プレミアムライセンスが必要なフロー

Power Automate プロセス プランはすべてのライセンスの中で最優先されます。 つまり、プロセス ライセンスがフローに割り当てられている場合、フローは常にこのライセンスを使用し、所有者や実行ユーザーがプレミアム ライセンスを持っている必要はありません。

  • 自動化フローおよび予定フローは、フローを開始するユーザーやフロー内で接続に使用されているアカウントに関係なく、常にフロー所有者のコンテキストで実行されます。 インスタント フロー (ボタン、ハイブリッド トリガー) は、フローが使用する接続に関係なく、フローを呼び出すユーザーのコンテキストで実行されます。 自動化フローまたは予定フローがプレミアム コネクタを使用する場合、所有者のみがプレミアム ライセンスを持っている必要があります。
  • インスタント フローにプレミアム コネクタがある場合、フローを実行する各ユーザーには Power Automate Premium ライセンスが必要です。 このような場合、各ユーザーにライセンスを付与する代わりに、プロセス ライセンスでフローにライセンスを付与することができます。 このルールでの 1 つの例外は、インスタント フローで使用されている場合でも、所有者のコンテキストで実行される HTTP トリガー実行です。
  • フローがプレミアム コネクタを使用しない場合は、Premium ライセンスは必要ありません。 Microsoft 365 ライセンスを使用できます。

使用しているフローの種類 (自動化/手動/予定) を検索し、フローを選択してその ‘種類’ の詳細を表示します。

フローの種類のスクリーンショット。
  • フローが Power Apps か Dynamics 365 のコンテキスト内にあり自動フローの場合、フローは Power Apps または Dynamics 365 アプリを使用して作成されたアプリに関連している必要があり、所有者には Power Apps プレミアム ライセンス、または Dynamics 365 ライセンスが必要です。
  • フローが Power Apps または Dynamics 365 アプリのコンテキストにあり、インスタント フローの場合、フローを実行するすべてのユーザーには Power Apps プレミアム ライセンス、または Dynamics 365 ライセンスが必要です。
  • 親フローが子フローを呼び出す場合、子フローは親フローからのコンテキストを活用します。 たとえば、次の基準が満たされる場合、親フロー所有者のライセンスが使用されます。
    • 親フローが自動フローの場合、および
    • 子フローはプレミアム コネクタを使用し、
    • 子フローにプロセス ライセンスがない。 子フローにプロセス ライセンスがある場合、親フローのライセンスではなく、プロセス ライセンスが使用されます。

移行期間 の間、親フローのライセンスは子フローに継承されません。 子フローは所有者のライセンスを使用します。 ただし、移行期間終了後は、子フローにプロセス ライセンスがない限り、親フロー ライセンス (所有者のライセンス/親フローのプロセス ライセンス) のみが使用されます。

Power Automate ライセンスに関してよく寄せられる質問 – Power Platform | Microsoft Learn

アプリごとのプランに含まれる Power Automate の機能

アプリごとの Power Apps プランでは、ユーザーはプレミアム機能を使用する Power Automate フローを実行できます。 フローは、Power App によってトリガーされるか、PowerShell または Power Automate ポータルを介してアプリに関連付けられる必要があります。

詳細については、コンテキスト フローでアプリに関連付けるを参照してください。

ライセンス数を減らすためにSharePoint Online を介してからDataverse に連携するなど、そういった行為は認められていません。

購入すべきライセンスの数を減らすメカニズムとして多重化を使用することは、ライセンス違反となります。 詳細については、クライアント アクセス ライセンス (CAL) の要件 から多重化ガイダンスを参照してください。

多重化が何であるか、またはそうでないかのいくつかの例を次に示します。

  1. プレミアム フローが Dataverse から共有の場所へデータを移動するだけ、または同僚に電子メールを送信するだけの場合は、ユーザーはフローをトリガーするのではなく、データを消費しているため、多重化には該当しません。
  2. SharePoint リストに新しいアイテムが追加されたときにプレミアム フローがトリガーされる場合、Dataverse に詳細を保存し、次にフローの所有者にメールを送信すると、複数のユーザーがアイテムをリストにアップロードできますが、メールは所有者にのみ送信されます。 この場合、フローから価値を得ているのは所有者だけなので、所有者だけがライセンスを必要とします。
  3. 2 番で言及されたフローが項目をアップロードしたユーザーにメールを送信する場合、所有者とユーザーの両方に Premium ライセンスが必要です。 この場合、ユーザーは (アイテムを SharePoint にアップロードすることにより) 間接的にフローをトリガーし、電子メールの形でフローから値を取得します。 すべてのユーザーへのライセンス供与に失敗すると、多重化の対象になります。

共有サービス アカウントで複数のフローを実行しています。 必要なライセンスは?

サービス アカウントでフローを実行する場合、多重化を回避する方法は次のとおりです。

  • フローが標準コネクタのみを使用し、プレミアム機能を使用しない場合は、サービス アカウントの資格情報を持つすべてのユーザーが、Microsoft/Office 365 ライセンス、Power Automate Free、または任意の Power Automate Premium ライセンスを使用できます。
  • フローがプレミアム機能 (プレミアム コネクタ、ロボティック プロセス オートメーション、カスタム コネクタ、オンプレミス ゲートウェイ、ビジネス プロセス フロー) を使用する場合:
    • サービス アカウントは、限られたユーザーのセットによって使用されます。 この場合、すべてのユーザーとサービス アカウントのライセンスで十分です。
    • サービス アカウントは多くのユーザーに使用されます。 この場合、フローに Premium ライセンスを割り当てて、アカウントに追加する新しいユーザーが自動的に準拠するようにすることをお勧めします。
  • フローが、手動かアプリによってトリガーされるフロー/Dataverse の「ユーザーとして実行」フローの場合、フローを実行するすべてのユーザーには Premium ライセンスが必要であるか、フローに Premium ライセンスが必要です。 この FAQ の Premium ライセンスの購入が必要なユーザー をご確認ください。
  • プレミアム フローは、Power Apps/Dynamics 365 アプリを使用して作成されたアプリのコンテキストにあります (フローはアプリのデータ ソースを共有します)。
    • サービス アカウントの資格情報とサービス アカウントを持つすべてのユーザーは、Power Apps/Dynamics 365 ライセンスが必要です。
    • Power Apps/Dynamics 365 ライセンスを持っていない場合は、すべてのユーザーとサービス アカウントは Power Automate ユーザー ライセンスが必要です。
    • または、プロセス ライセンスでフローのライセンスを取得できるので、ユーザー/サービス アカウントにライセンスは必要ありません。
  • サービス アカウントの資格情報を共有し、サービス アカウントに割り当てられた Power Automate Premium ライセンスを 1 つ持つプレミアム フローを使用する複数のユーザーは、多重化と見なされ、フローは準拠していません。

関連付けの手順

ここからは実際に関連付けの手順をご紹介します。

Power Automate

個別のフローを開きます。

インフォメーション

Power Apps からトリガーするアプリであっても関連付けは行われておりません。トリガーするアプリは関連付けを行う必要はありません。予定フローと自動フローに注意してください。

関連付けを実施します。

アプリを選択します。

以上で操作は完了です。

うまく行かない場合、公式ドキュメントのFAQを参照してください。

フローをアプリに関連付ける – Power Automate | Microsoft Learn

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